とことこカメさん ~12900㎞先へ行く~

青年海外協力隊。H28-2次隊小学校教育隊員としてカメルーンにて活動中。

青年海外協力隊候補生がNPOで1ヶ月ボランティアをした(その③)

 NPOで学んだことの続きです。

 

教育を数値化する

教育の効果はすぐにわかるものではありません。

5年後、10年後、それ以上になってからわかることもいっぱいあります。

いつかわかってくれると思って、私は伝えてきました。

 

が、同時にその曖昧さについて

この仕事に就く前から私はもどかしく感じていました。

 

教育は数値化しにくい、結果が分かりにくい。

特に授業は生徒からの数値でないフィードバックが必要だ。

 

だから、民間の企業のように結果が目に見えるもの方がいい。

そう思っていた時期もありました。

 

ここにきて、全て数値化できないわけではないと気づかされました。

出席率、学習時間、テスト問題の分析、経費対効果……

 

現場にいたときにも似たようなことをしていたはずなのに…

短いスパンで繰り返しデータを取り、定期的に、スタッフ全員で

結果を共有するということの大切さ。

 

指導者として、1人1人の子供たちへの働きかけ

組織の運営者としての見通し

 

データでよりよくなり、変化することの大きさに

気づかされました。

 

教育は数値化できる。

 

教員1年目のときに所属していた校長先生が

「はやく自分のスタイルを見つけなさい」

とおっしゃっていた。

 

まだまだ確立できない。しきれない。

軸はぶれずに。でも常に変わりたい。

 

Toujours, je veux changer mon style de travaile.

 

青年海外協力隊候補生がNPOで1ヶ月ボランティアをした(その②)

5週間お世話になったNPOでの個人的な学びを3つ書いておきたいと思います。

訓練までに時間がある人は、自由に使える貴重な時間をどう使うかをよく考えて見るといいかも。

 

居場所を創造する

 

「あなたの居場所はどこにありますか?」

 

子供たちの心を置いておく場所

スタッフたちが自分を成長させるための場所

地域の教育の核を担う場所

 

ここはそういう役割を持っている。 

 

拠り所となるところは多いほうがいいと私は思う。

 

もし道を切り開けるのなら、居場所は自分で作ることができる。

 

でも、勇気がなかったら?

今存在する場所や組織で存在を見いだせなかったら?

 

受け皿になるためには何が必要なのだろうか。

だれかの居場所になれる存在になるためには何が必要なのだろう?

 

もっとその場所に価値を見出すためには何が必要なのだろう?

 

 

都会にいても息苦しいかもしれない。

でも地方で育った私が感じるのは、変化が乏しいということだ。

 

みんな自分のことを知っている、近所のだれもが知っている。

そうした環境で立ち止まってしまったとき、

見られている意識が強い分、新たな一歩が踏み出しにくいのかもしれない。

変わることが恥ずかしいのかもしれない。

変わることが苦しいのかもしれない。

 

「変わってもいいよ」

「好きなように生きていいんだよ」

 

そう思える環境が地域には必要だと

ここが教えてくれた。

 

 

 

さて、

「あなたの居場所はどこにありますか?」

 

 

長くなったので、残り2つはまた今度。

Si tu peux, continuez à lire s’il vous plaît. 

青年海外協力隊候補生がNPOで1ヶ月ボランティアをした(その①)

2月

 「合格したけど、訓練まで3か月ある・・・。仕事辞めるし、どうする・・・???」

  

 

とりあえず

 ”青年海外協力隊 合格後 やること” で検索。

便利な時代ですね。

 

 

ヒットしました↓

tobe-ufo.com

 

 

ゆうほさんがおっしゃっている10の事のうちの1つに

NPOインターンする” があります。

 

 

健康診断やら予防接種やらあり、

3ヶ月間は厳しいと思い・・・1ヶ月程度に。

 

数年前から行きたかったNPOに連絡して、

ボランティアとしてお世話になりました。

 

詳細はまた今度。

À la prochaine fois.

某引っ越しやさんで1ヶ月アルバイトをして

4月どこか短期のバイトはないものかと探した挙句、

「そうだ、春といえば引っ越しシーズン!引っ越し屋さんになろう」

と軽い気持ちで、1ヶ月お世話になりました。

 

女なので、引っ越し当日の現場仕事ではなく、基本は梱包のお仕事をさせていただき、梱包のない日は事務所のお仕事をお手伝いさせていただきました。

所謂、民間企業で働くのは初めての経験でしたが、上下関係が本当にきっちりとしていて、今までなんて気楽に働いていたのだろうと思い知らされました。特に気になったのは「挨拶」

 

他の企業がどのようかは分かりませんが、ここでは出勤時、退勤時それぞれ事務所のスタッフ全員に対して個別に挨拶をします。事務所に入って「おはようございます。」といい、すでに出勤されている社員さんの目の前まで行って向かい合ってお互いに挨拶をします。

10人いたら10人同様に。

 

 

初めは毎日大変だなぁと思いました。

 

 

 

そのうちなんで毎日続けているんだろうと考えました。

 

 

 

正解は分かりませんが、私なりに2つの結論が出ました。

 

①コミュニケーションのきっかけづくり

どの社員同士も1日につき基本的に2回は面と向かって顔を合わせるので、必然的に話す機会ができる。

円滑なコミュニケーションが仕事の効率や職場の雰囲気を良くする。

 

②表情を読むトレーニングになる

毎日顔を合わせるので、相手の気持ちや体調などの変化に気づきやすい。

特に現場は体力勝負なので、体調不良に気づき、気にかけることは、管理職にとっては特に重要と思われる。

また、相手の変化に気づき、気配りができることは、お客様に対する接客や営業にもつながる。

 

 

なんだ普通じゃんと思われる方も多いでしょう。

 

でも、子供に挨拶を指導していてもたどり着かなかった意味に出会えた気がしました。

・挨拶したら、相手も自分も気持ちがよくなるから。

・社会人として必要だから。

そうなんだけど、しっくりこなかった。

 

 

抽象を具体に。

どんな経験も感じて、考えることに意味がある。

 

 

勉強させていただいた1ヶ月に感謝。

Merci beaucoup.

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ
にほんブログ村

1次隊訓練開始!

いよいよ、28-1次隊の訓練が開始しました。

と、いっても私は2次隊なので訓練までまだ3ヶ月ほどあります。

 

ちょっと感慨深いのは、同級生が1次隊で訓練を開始したからと、それとほぼ同時に3月まで勤務していた学校校の離任式があったから。

校長先生に「勉強に伺わさせていただきたい」とお願いをして、学校には時々伺わさせていただけることにはなりましたが、一区切りです。

 

気持ちも、環境もがらっと変わる一年になるに違いありません。

 

1次隊で訓練を開始した同級生にエールを!

2次隊で訓練を受ける予定の自分に喝を!

 f:id:yoshiko-pl7:20160829234737j:plain

 

Bon courage!

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ
にほんブログ村