とことこカメさん ~12900㎞先へ行く~

青年海外協力隊。H28-2次隊小学校教育隊員としてカメルーンにて活動中。

ベニエ(ドーナツ)を買うお金はあるのに チョークを買うお金はないのね!?

Bonjour!

よしこです。

 

先ほど教育長に1号報告書関連のサインをもらい、

ようやく年末年始のお休みがやってきました。

 

学校も1月9日までお休み。

子供たちは今朝成績表を

片手に学校から帰っていきました。

 

さて、

開発途上国は物が不足している

貧しい家庭はノートも鉛筆も買えない

とよく聞きます。

 

カメルーンにきて

???

が頭に浮かんでいます。

 

ここは本当に物がないのか

紙や鉛筆を買うお金がないのか

教科書を買うお金がないのか

疑問でいっぱいです。

 

その辺にバナナの木やパパイヤの木

いろんな野菜が生えていて

食べるものには困りません。

 

この街で物乞いを見たことはありません。

 

街を歩くと

ボールで遊んでいる子供を見ます。

 

毎日お金をもって学校にきて

休み時間にはパンやお菓子を食べています。

 

クリスマスに向けて

ドレスアップしたり

おもちゃを買ったりもするようです。

 

でも

全員が教科書を持っているわけではありません。

チョークがないと言って毎回先生にもらう子もいます。

学校にボールや楽器はありません。

 

ベニエ(ドーナツ)を買うお金はあるのに

チョークを買うお金はないのね!?」

ってある先生が言っていました。

 

 

お金の使い方の問題もあるのではないか

と思うことがあります。

 

もし、1人1人が教科書を持っていたら、

教科書に載っている小さなの絵を

先生が目の前を通った数秒だけしか見れない

なんてこともないだろう。

 

この子たちがじっくり考える時間が

増えるのかもしれない。

学力定着につながるのかもしれない。

落第して学校を去る子が減るかもしれない。

 

家庭に呼びかけるのはたやすいことではないだろう。

「食べない代わりに本を買え!」

というようなことだもの。

 

でも・・・

学校にどのくらいの予算があって、

何にどう使われていて

それが見えれば、もっと有用な教材が買えるのではないか?

 

何冊か学校が教科書を買って、

保管して、それを毎回の授業で使う

それができたらどんなにいいだろう。

 

「物がないことが問題だ」

先生たちも、事務所の人も

一番の問題はそれだと口にする。

 

一番の問題が一番難しいのかもしれない。

だからお金じゃなく知識を与えるのだとも思う。

 

でも一番の問題を

回り道してでも

解決できたら・・・。

 

もっと開かれた世界になるのかな。

 

教育、数値、お金

結びつきのないものを結んでみたい。

 

 

素敵なクリスマスが皆さんにやってきますように。

Joyeux Noël:)




 

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 ↑さっきデレゲの秘書さんがくれたビスケット。クリスマスプレゼントかな(笑)

1つ25FCFAでどこにでも売ってます。

 

 

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